タイマーと同時打鍵判定

最近、Web で NICOLA の同時打鍵判定には、タイマーが必要であるとの記述をみつけました。それについて一言。
タイマーがあれば、同時打鍵ステートマシンからの出力をキーイベント発生時だけでなく、タイマーイベント(コールバック)発生時に行う事ができるというメリットがありますが、リアルタイムOS ではない場合には、タイマイベントの精度や安定性が確保できないという問題があるようです。
それより、キーイベント発生時のタイムスタンプを比較する事で同時打鍵判定(単独打鍵判定)を行う方が、動作の安定性という点では好ましいと考えられます。
タイマーの利用は、キーボードのファームウェアでワンチップマイコン内蔵のタイマーを使った割り込みを利用する場合など、ハードウェア寄りでの処理に有利な方法といえるでしょう。